「ネットのポジティブな側面も伝える必要がある」 – 肝付町にて湯川鶴章氏講演

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高山小学校にて高山(こうやま)小学校で講演する湯川鶴章さん

 肝付(きもつき)町は、鹿児島県の大隅半島の南東側に位置する町。小惑星探査機はやぶさを打ち上げた内之浦宇宙空間観測所があることで少し知られている。

 同町は総務省の予算を得て、光ファイバー網「はやぶさネット」を整備。インフラは整ったものの、有効な活用法を模索していた。IT企業誘致の可能性も検討しているようだが、いきなりは現実的ではない。

 そこで、一歩ずつ機運を高めるために「肝付町情報化推進ウィーク2012」というイベントが2012年9月14日〜17日に開催されることとなった。そこにIT系ブログメディアTechWaveが主催するTechWave塾のメンバーが招待され、東京・大阪から総勢約15名が参加した。私もその企画・運営を手伝わせてもらった。

インターネットのポジティブな側面も誰かが伝える必要がある

 初日の14日は、TechWave塾塾長の湯川鶴章さんが、高山(こうやま)小学校の小学6年生に向けて「ネットが変える社会とこれからの生き方」と題する講演を実施。

 学校教育の中では、インターネットは危険であり、いかに安全に使うかという観点で指導が行われているという。それはそれで重要なことだ。

 一方、ポジティブな側面も誰かが伝える必要がある。湯川さんは、インターネット・ソーシャルメディアの普及によって、たとえそれが少数であり、身の回りにいなくても、同じ趣味趣向を持つ世界中の人と出会える。そのことで、多くの人の働き方、考え方を知ることが出来、自分らしく生きることに自信を持つことが出来る世の中になると力説した。

参考:「熱いぞ、きもつき TechWave塾メンバーと鹿児島肝付町で合宿」- TechWave

 肝付でも多くの人は都会に働きに出て、地元に残る人は、公務員か農家を継ぐか、あるいは、、、という感じだそうだ。全ての人が自分で自分の道を切り拓けるわけではない。子供たちにもっと色々な可能性があること、ロールモデルを大人は見せる必要がある。

 湯川さんの話は小学生には少し難しかったかもしれない。だが、東京から来た偉い(らしい)人が、先生や親とは違ったことを言っていた位のことが記憶に残ってくれれば、まずはそれだけでも嬉しい。

■続き「地元の人の情報共有を促したワークショップ – TechWave塾合宿 in きもつき」へ


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