地域のパートナーと成功事例を共に – MA8の総括と全国展開への展望

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MA8
写真:決勝戦で司会を務める伴野智樹氏

 2012年11月15日、第8回目を迎える日本最大級のウェブアプリ開発コンテスト「Mashup Awards 8」(マッシュアップアワード・MA8)の決勝戦が、東京で開催された。私(奥田)は、応募作品数わずか数十作品というような、同イベントの黎明期からサポートしてきた。今年は地域にフォーカスした予選が繰り広げられ、応募は466作品に達した。finderとしては、地域を巻き込みながら成長を続けるという視点からこのイベントを取り上げたい。

 今までのMashup Awardsは、スポンサー、協力企業(API提供企業)、メディアパートナーによって成り立っていた。今回はそこに「イベントパートナー」という枠組みを設けた結果、様々な地域のイベントパートナーとMashup Awardsのイベントを共催することが出来た。

 Mashup Awards 8事務局長の伴野智樹氏によると、「今年は様々なイベントパートナーに協力を頂き、我々だけではリーチ出来ない各地のクリエイターに参加してもらう事が出来ました。これによって、Mashup AwardsのDNAが各地に存在するコミュニティに伝わったと感じています。」とのこと。

 地域としては、特に福井と札幌が盛り上がっている。福井では、ふくい産業支援センターの担当者が例年Mashup Awardsの支援をしている。昨年最優秀賞者が出たこともあり、福井のコミュニティはMashup Awardsに対するコミットが強い。中心になってコミュニティを盛り上げる人がいて、成功事例が誕生し、それが周辺に伝播していく。福井ではとても良いサイクルが起こっているという。http://www.fisc.jp/ugf_detail.php?eid=00034

MA8
写真:優秀賞を獲得した株式会社人間のプレゼンの様子

 これに似た動きを見せ始めているのが札幌だ。札幌はコワーキングスペースの「Garage labs」がイベントパートナーとして参加し、MA8のイベントや予選会を開催した。参加人数自体は30名程だったが、そこから各賞の受賞者が誕生したことで、来年も参加する姿勢が同地で広がっている。

 まだ全作品の2/3は首都圏からの応募だが、来年以降はこの偏りがもう少し改善されていくだろう。今回の決勝戦(11月15日のFinal Battle)に出場した7作品中4作品が東京外のクリエイターによるものであったことも、今後のMashup Awardsを表している。

 伴野氏に今後の抱負を聞いた。
 「今後は、グローバルにローカルに活動を推進していきます。1つは、日本全国にいるWebクリエイターの方々に1人でも多く参加頂き、新たな出会いを作っていくこと。そのために、あらゆる地域で本年のような取り組みを深めます。2つ目は、素晴らしい作品の数々を国外に向けて発信していくこと。また、それにより新たなクリエイティブが日本に誕生することを期待しています。全国津々浦々にいる素晴らしいクリエイターのために出来ることがまだまだ多そうだな、と考えています。」

 finderも、次回のMashup Awardsの地方展開を積極的にサポートしていく予定だ。是非我が地域でという人がいれば、気軽に連絡を頂きたい。イベントを通して、各地域のエンジニア・クリエーターのコミュニティ形成や離れた地域との交流にきっと役にたつのではないかと思う。


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