大雪の東京から出身地を考える熱い一日「出身地Day」開催

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出身地Day会場
写真:大雪にもかかわらず、ほぼ満席となった会場

 2013年1月14日、東京・品川の日本マイクロソフトにて、NPOフォーラム「出身地Day」(主催:日本マイクロソフト株式会社 日本財団CANPANプロジェクト)が開催された。これは、それぞれの出身地のために何かしたい人同士で、東京から出身地のことを一緒に考えるというイベント。朝からの大雪にもかかわらず、三重、滋賀、和歌山、佐賀を除く43都道府県の出身者、総勢200名弱が集まった。

 前半は、出身地を考えるためのショートプレゼンとして、地域で長期実践型インターンシップや、チャレンジプロデューサー(地域コーディネーター)事業を展開するNPO法人ETIC.、帰農支援のネットワークとプラットフォームを構築するNPO法人農家のこせがれネットワークが登壇。会場を提供した日本マイクロソフトは、同社の農業への取り組みの他、様々な立場・所在地の人が関わるNPO法人での共同作業にも最適なツール群として、SkydriveやOffice365などを紹介した。

 また、「新しい県人会のカタチ」として、WE LOVE AKITA(秋田県)、群馬県民の日inTOKYO実行委員会(群馬県)、Home Island Project(四国4県)の発表も行われた。

日本財団・CANPANの山田泰久(やまだやすひさ)氏
写真:日本財団・CANPANの山田泰久(やまだやすひさ)氏

 主催者であり、NPO支援に積極的な日本財団CANPANは、ヒト・モノ・カネ・情報といった側面から出身地をサポートしている。人の流れでは、Uターン・Iターンの支援や東京でのネットワーキング活動。お金の流れは、各種助成事業やクラウドファンディング、小口投資。モノの流れとしては、地域産品の東京での販売。情報の流れには、つながりを生むソーシャルメディアの活用。また、各種事業やイベントの案内などを、公益コミュニティサイト「CANPAN」にて発信している。

 後半は、出身地カフェ・全国カフェと題し、各県毎にマイクロソフトの会議室に分かれ(つまり、同社の品川オフィスには50近くの会議室がある!)、ディスカッションが行われた。出身地のために出来ることや、出身地を紹介するまとめを作成し、他県の出身者と共有するという内容の予定だった。しかし残念ながら、積雪による交通機関の混乱の影響もあり、後半の部は序盤で打ち切りとなった。

鹿児島
写真:出身地区や学校の話で盛り上がる鹿児島チーム

 「鹿児島県」の出身地カフェに参加したfinderの奥田に感想を聞いた。

 「出身地Dayの「鹿児島」分科会は、自己紹介から始まった。それぞれの自己紹介ごとに共通事項を見い出し、盛り上がる。この会は既に「出身県が同じ」という部分で、お互いの共通事項を見出そうという姿勢が根底にある。そのため、年齢・性別が異なろうと、相手を受け入れられる。同じ県内で出会うと、ほんの少しの地方の違いで「違いを見い出す」という姿勢が、離れることで共通事項を生み出そうという姿勢になるのが不思議だ。」

 「あいにく、議論を深める前に天候の都合で中断となってしまったが、外から出身県を見つめることは、とても意義のあることに思えた。そして、SNSで繋がれる時代というのも非常にこういう会に有効だ。そこで知り合った一回りも二回りも異なる世代の出席者と既にFacebookで繋がった。この縁が今後どうなるかは分からないが、「出身地」というフィルタで切り取られた異なる世代が繋がるとことも、非常に意味のあることに思う。今後、継続されることが決まったようだが、次回が楽しみだ。」

 主催者側のブログで当日のディスカッションの内容の一部は公開されると思うが、私も、再度の開催を期待する一人であり、finderでも、県別のミートアップを開催してみたいと思った。(了)


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